株式会社たかだまなみのポップであかるいメンヘラ日記(仮)

ウェブでお婿さんを募集する奇行種がお届けする、ゆるい日記です。雨が降るとメンヘラになります。婚活サードウェイブ!

結婚でメンヘラは治るのか?私はYESと答えます! 【石田月美VSたかだまなみ企画】

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お世話になっております、株式会社たかだまなみです。私は自身を会社にたとえ、正社員としてお婿さんを募集するウェブページを公開したアラサーです。先日お婿さん採用を成功させ、新しい生活へと現在進行中。ウェブで情報を公開し、求める人材に来ていただく方法を「婚活サードウェーブ」と称し、今では恋愛や結婚に悩める全ての人のため、右斜め下のアドバイスをさせて頂いております。

 

恥を忍ばずに実名顔出しで婚活!?と驚かれますが、それは私がメンヘラかつビッチであり、恋愛市場に参入してからの10年間、ダメ恋愛しかしてこなかった経緯と関係しています。「メンヘラビッチのままでは、憧れの明るい家庭築くことはできない……。」そう考えた私は、自分ととことん向き合うこと、メンヘラスイッチが発動しない男性(後述します)を選ぶことを念頭に置き、婚活をしたのです。

 

そんな私とメンヘラ婚活を推進する石田月美さんが、ある日突然出会い、二人は同時に「同業他社じゃん!」と叫びます。しかし二人の意見は少し違うところも。そこでメンヘラ×婚活のキーワードをもつ私たち二人が誰得VS企画を立ち上げ、メンヘラ業界から皆様へ伝えたいことを「メンヘラ婚活女子の結婚事件簿(仮)」として文通にましたよ。メンヘラさんも、そうでない方も、最後まで見てちょんまげ!





たかだまなみとメンヘラの出会い

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月美さん、こんにちは。私が自分をメンヘラだと認識したのはひどい恋愛の後のことでした。男に数百万盗られ、ホームレスになり、生きる力すら吸い取られて床に臥せている時でした。話を聞いた友人が「まなちゃんってメンヘラなんだね!」と言い放ったのです。その瞬間雷に打たれました。「え?私ってメンヘラだったの!?」

 

……それまでワガハイの辞書にメンヘラという文字はありませんでしたし、病院で「あなたは男性依存、恋愛依存、ついでに蒙古タンメン中本の激辛ラーメン依存で重症です」というような診断をされたことはありません。明るい性格のせいか、今でもメンヘラ業界会員様からは「たかだまなみは本物のメンヘラじゃねえ!」とクレームがきます。私も仲間に入れてもらえませんかっ!

 

要するに私の場合は”自称”メンヘラなわけですが、自立した生活ができなければ、立派なメンヘラだと考えています。(なお、私が使っているのはネットスラングとしてのメンヘラです。その点ご承知おきください。)しかし月美さんが普段接しているのは「ガチの」メンヘラさんですよね。この企画では、入院や診断名がついていないけれど記憶障害までやってしまった恋愛依存の私も、月美さんタイプのメンヘラ(次回明かされるでしょう)、さらには、私たちが実際に接してきたメンヘラさんが登場することになります。

 

全員を同じ「メンヘラ」と一括りにはできません。メンヘラもグラデーション。レベルやタイプや性質の違いがあります。ですので「俺はお前のようなメンヘラじゃない!認めんぞ!」ではなく、メンヘラにもいろいろいるんだな〜とほんわか見て頂けると喜びます。

 

メンヘラでないほうが、いろいろ安定しますよね?

 

さてやっと本題です。私はメンヘラを治してから結婚するのをここ数年の目標にしていました。もともと意識高い系(これもメンヘラにカテゴライズして良いと私は思っています)だったので、意欲的で、行動的で、常に何かに燃えている自分がベストと感じているのです。「じゃああなたからメンヘラを抜いたら正常な人にでもなるというの?」と鋭く言われてしまうと困ります。私はメンヘラの自分を嫌ってはいませんが、困ってはいます。困ることは少ない方が良い、ですよね?

 

正直、自分を見つめる作業ほど辛いことはありません。それまで私がダメ恋愛をしてしまうのは、自分のせいではなく、単に男運が悪いのだと思っていました。それが分析するうちに家庭や親子関係の問題、小さい頃のトラウマが積み重なり、さらには自分を過剰に見すぎてしまうナルシシズムの問題に直面します。(メンヘラのナルシスト問題はまた別にやりたいですね)

 

今、私の心はとても安定していますが、メンヘラ発動中は、男性の心を喰う妖怪に成り下がります。……喰ベても喰ベても、心に空いた穴は埋まらない。空虚なんです。こうしてメンヘラ妖怪は夜な夜な、淋しい心を埋めてくれそうな男性を探す旅に出るのです。……ってそんな状態で結婚生活!できますかぁ!?まじムリゲーだよ!ということで私はメンヘラをある程度治してから結婚するのがベストと考え、今に至るのです。

 

私がメンヘラを治すことができた理由 はこちらの記事をご覧ください。

(【ちょいイタめ★メンヘラ女による婚活記】たかだまなみついにメンヘラ卒業!?

ミンダナオ島で見つけたモノ〜)

 

結婚でメンヘラは治り、さらにグレードアップできるのでは?

 

その前に「メンヘラが治る」状態を定義しておかねばなりませんね。メンヘラスイッチの明確なオンオフがある訳ではありませんし、外部的な要因、条件が揃えば”誰だって”メンヘラになり得ます。(これをメンヘラ環境問題説と言います。)今メンヘラをバカにしている人だって、仕事でセクハラにあい、プライベートではヒモ男が貯金を使い果たし、さらに体調不良、事故、災害が重なれば誰だって心が折れてしまいます。

 

メンがヘラるのは、性格や考え方だけでなく環境要因も大きな原因なのです。つまり、結婚を「良い環境要因」になるように整えて行けば、自ずとメンヘラスイッチが発動しないことになりますよね。メンヘラが治る、というのはメンヘラスイッチが発動しない状態と考えるべきでしょう。

 

と、メンヘラではない人への解説を終えたところで月美さん。結婚という薬でメンヘラ治りますYO★と言い切るのは(薬事法的に)どうなのかわかりませんが、私は結婚前にある程度メンヘラを治しておけば、結婚後にさらに自身がグレードアップできると感じました。メンヘラを卒業し、自分の心の深淵に落ちずにいる時間が長くなるほどに、今までは気がつかなかった新しいことが見えたり、興味が出てきたりするのです。

 

結婚によって全ての人に安息がもたらされる、とまでは言いません。でも私に限っては結婚によってメンヘラは治ると思っています。それには”メンヘラスイッチの発動しない人”をパートナーにすることが条件です。(それにはもちろん苦しくても自己分析が必要ですが)結婚というイベントをメンヘラ治療のポイント、目標にするのです。月美さんはいかがお考えでしょうか?お返事お待ちしています。

 

<終わりに>メンヘラは少子化問題の救世主(メシア)である?

 

あえて中二病のような言葉遣いをするなら、メンヘラこそ、日本に置ける少子化問題の救世主ではないでしょうか。エンターテイメントで溢れ、女性が社会進出し、恋愛や結婚の他に楽しいことがたくさんある中、わざわざ「めんどくさい」恋愛や結婚を選ばない人々が増えているのは先進国の病かもしれません。多くのメンヘラは人が好きですし、好かれたいと思っています。結婚を煙たがる人が増加する中、人が好きなメンヘラが盛んに交流し、セックスに励み、子供を作ります。

 

メンヘラが自分のメンタルのお世話や介護を欠かさず、結婚をメンヘラ卒業の証として賢く利用していけたら、政府が望むような、理想的な未来が到来するかもしれません。そのために、と言うわけではありませんが、メンヘラを含む様々な状態の人に寛容であり続ける。そういう私たちの姿勢が、今後の未来の日本のためになるのではないでしょうか。先も申した通りメンヘラは誰にでもなりうる、身近なものですしね。

 

辛くて苦しいけれど、自分と向き合う作業を続ければ、今あなたが見ている地獄から、明日には一つ抜け出すことができるかもしれません。メンヘラでも結婚。結婚して過去の自分とお別れし、新しい自分との出会う……いえ、それは”元の自分”との再会かもしれません。私、たかだまなみはメンヘラ婚活によって、メンヘラを治し、パートナーとの関係作りをお手伝いするため、今日も婚活相談に励みます。

 

<月美さんへ続く>