イジメやDVなんて呼ばず、犯罪だと言おう【もらはら研究会】
お世話になっております、たかだまなみです。
自己肯定感BARやメンヘラビッチBARなどなど、日本どこを探しても見当たらないニッチなソーシャルBARを開催して早数年。今年はハラスメントに光を当てていこうと思い立ち、もらはら研究会（略してもら研！）をオープンしました。
自分の傷を話すことにより認識したり、他の人の経験を聞くことで癒しのプロセスの入り口に立つ「自助グループ」よりはもう一段階進み、「なぜハラスメントが起きるのか？」「そもそも暴力ってなに？」「加害者はどこから生まれるか」という問いを立てて社会分析をし、正解のないことに一つずつじぶんなりの答えを見つけるため、みんなで”対話”していくのが本研究室のスタイルです。
前回はもら研！キックオフとしてワイワイ盛り上がりました。私がこの企画をやりたい理由の一つは世の中にはびこる様々な種類の暴力に対し、NOと言える社会を作りたいからです。主語が「社会」だというところがポイント。例えばDVを受けている被害者が加害者を更生させることは容易ではありません。「あなた、私を殴る行為はDVで暴力、やってはいけないことよ」と正論をDV夫に言ったとしても事態は悪化するだけでしょう。
イジメにしても、パワハラにしても当事者間で解決していくのは非常に困難です。そこで重要なのが第三者の仲介です。私もDV彼氏にボコボコにされていたのを親友が間に入ってくれたり、ボコされて目がイッちゃってる私を発見した大学の学生センターの人が田舎に強制送還してくれたおかげで抜け出せました。どんだけアヘ顔してたんだろうね、、、。
味方になってくれる第三者がいれば御の字ですが、中にはそうもいかない環境に置かれている場合もあるでしょう。例えば加害者が自分よりも役職が上だったり、親だったりと、パワーバランスに差があるケース。加害者が自分の暴力に無自覚なこともあります。「誰に言ったらいいの？」「誰にもこんなこと言えない」「私さえ我慢すれば、、、」「もう何かアクションを起こす気力がない、、、」と抱え込んでしまっている方も少なくありません。
職場の問題なら労基に通報すれば良いですが、法律に裁いてもらう以前の問題としてハラスメントは犯罪である、という共通認識が社会に共有されることが何よりも効果があると私は考えています。みんなの目が、加害者の抑止力になるんです。
例えば殺人は犯罪であるというのは常識で、誰もがわかっているという前提があるからこそ、ドラマで殺人を描写することは成立します。「ああ、あれはドラマだから」と言えますよね。ハラスメントに対しては犯罪という考えが社会全体としてまだまだ足りず、「被害者も悪いんでしょ？」「しつけだよ」「加害者の言うことも一理ある」などという段階。
そういう意味で「ハラスメントの加害者一人が更生すれば良い、、、」（もちろんそれも大事ですが）というのではなく、ハラスメントが起きにくい社会構造をみんなで力を合わせて作っていくことが根本的解決方法ではないでしょうか。
そんなわけで今いまハラスメントに困っているわけじゃないあなたも、現在暴力に晒されて困っているあなたも、暴力にNO！と声をあげる一団としてもら研！に参画しませんか？あなたの声が誰かの励みになるはずです。月１〜２回イベント開催するので、ぜひ来てね〜〜！
（太腿ムチムチやな、、、）
さて、第二回目のもら研！は『DVはなおる』をアクティブブックダイアローグ形式で読み解き、そこから参加してくれた皆さんで対話を広げていくという内容でした。テーマとしては加害者更生ですね。
著書の中で私が印象に残ったことを挙げていくと
- DVは自己防衛のための稚拙な反応の一つである
- DV加害者は「他人の評価を生きている」「自己肯定感が低い」「悪意がなく、暴力を正当化する」ような脆弱な自我しか持っていない
- 日本でのDV加害者は野放しの実態がある。民事事件でしか処理できないということは、警察や司法が加害者を逮捕勾留できない。人を殴っても犯罪ではないのが日本の認識
- 加害者の成り立ちとして、社会の権力構造がある。力のあるものが弱いものを動かすのが定石となっている
- 家父長制度などによりDVは文化的に許容されてきた。ジェンダーバイアスの影響も有る
- DVは社会問題と大きく関わるので”自分ごと”の問題として捉えられにくい
- 脱暴力への支援として、加害者に自己防衛を必要としないよう強固な自我に成長させることが重要
- 加害者が自分を弱者として自己受容することが鍵である
- 様々な立場の人との対話により、生まれ直し、育て直しが更生に必須である
ここから出た参加者の問いや気づきとして、
- 「自分は悪くない」という加害者の自己防衛反応の中で、どうやって自分の加害性に気づくのか。気づくことは可能なのか。
- DVにまつわる法律の整備は急がれるが、法律以前にできることがあるのではないか
- 他人の評価軸で生きる加害者なのにDVをするのは不思議。「お前はDVやってるだろ！」と他人から指摘されることは彼らをパニックに陥らせるのではないか
- 自分の感情に気づくチャンスが普段あまりない。感情豊かに生きたい
- 社会に横たわる権力構造やパワーコントロールに自覚的でありたい
- 加害者のケアを被害者にさせるべきではない、という共通認識をもっと広めるべき
- 自分の行為に対して無自覚の加害者に対してできることは？
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加害者も被害者の一人であることや、男性の被害者のケアが法律で前提となっていないことなど考えることがザックザクオーザックでした。
私としては日本の文化として暴力を許容しないためにも、
暴力＝犯罪。イジメも犯罪。DVも犯罪という当たり前の認識を広げたいです。
今のままだと「被害者にも悪いところあるしね〜」「でも言うても離婚しないじゃん？」という含みを持った言い方として「イジメ」や「DV」があるように思えて仕方ないんです。犯罪の中のイジメ、DVなのであって、イジメやDVが犯罪とは別の何か〜というわけじゃない。単なる犯罪。このことをより声高に叫んでいく必要があると思ってます。
最後に、参加者の中には「自分は被害者だったこともあるけれど、加害者の一面もある」と認識されている方もいてまじ大人だなと感じました。暴力性のない人はいない。みんなにとって暴力はキモチイイもので、ざまあ〜wとか言いたいし、オリンピックだって野蛮な祭典だったわけです。
わかる、だからね、暴力性はSMプレイとかで昇華しましょうぞ。なんて平和！
さあ、自分の中の暴力性に自覚的でありましょう。
「感情的になるなんて子どもだ！」ではなく、たまには怒っても泣いてもイイじゃない。
弱い自分でもイイじゃない。誰と比べる必要もないんだから。
あなたが何歳でも生まれ直し、誰かを愛することでじぶんを育て直しましょう。
、、、そんな感じかな！それではまた！
メンヘラビッチが考える、これからの結婚のカタチ
お世話になっております、株式会社たかだまなみです。２０１９年１２月４日（水）はメンヘラビッチBARを中目黒アロマカフェで開催しました。前日まで全然人が来る気配がなく、当日どうなるかと思ったら、開店したらどさどさ〜〜〜〜っとお客さんがなだれ込んできてくれて、20名を超えてた！うれぴぃ！イベント主催者としては閑古鳥が鳴くくらいなら閑古鳥を焼き鳥にすると同時に焼け死にたいわけです。まあ幸運にもメンヘラビッチというパワーワードに釣られた皆さんが来てくださったので、生き長らえました。みんなありがとうでした！！
ところでメンヘラビッチとはなあに？ってところ。メンヘラでかつ、ビッチ性を持つことを生存戦略にしている女性を言うのだが、別に私たちが遺伝子的に特殊な個体だったわけではなく、紛れもなく社会の創造物の一つなのである。どーん！（なぜかドヤ顔）
メンヘラの細かい定義は割愛するが、ダイジェスト版でお届けすると「引き裂かれた人」と簡単に言う事ができる。今回主催した私たち二人に関しては、それぞれがまあなかなか良いおうちに生まれ「女はこうあるべき、いい子になるべき」論に真面目にしたがい、親をはじめ周囲の顔色を伺い、その途中で自分を失い愛着形成不全になる。結果、心を侵略する闇に抵抗するため、自分のセックスを人質にして寂しさを埋める人格へと育っていったのである。どーん！（なぜかドヤ顔パート２）
私たちは突然変異でメンヘラになったのではなく、親を作ったそのまた親親親、、、、あるいは世界大戦が残した傷跡を継承し、表面化した人格であると言っても良い。そう、私がメンヘラビッチなのはなにも私のだけのせいじゃない！私は悪くないんだワーイ！
人はもちろん、時々で苦しみながらも今の社会に最適化している。本人の望む形ではないかもしれないがそれでも死なないように、自分を守るためのポジションをとっているのだ。秋葉原が心地よい人もいれば、ウェイ系で馴染んでいる人もいる。私の最適化がビッチだっただけだ。あなたも今、その形に最適化してるわけだ。「かなり原始的な方法でしょう。セックスや女というツールは、楽に生きるため、そして現実の辛さから逃げるため、（あるいはお金を稼ぐため）とても都合が良いものなの（ビッチ語録３章より）」幸か不幸か、私は”ビッチになる勇気”と火サスもびっくりの崖っぷち（搾取型ダメ男）がそこらへんに転がっていて、超メンヘラビッチに成長できた。
おもしろおかしく語らないと誰も聞いてくれないので、ビッチビッチと楽しく語る事が多いが、私が言いたいのは、社会の歪みに生まれたのは私たちのようなビッチポケモンだけではなく、いろんな属性のポケモンが生まれているという事だ。例えば鬱や引きこもり、メンヘラアグレッシブおじさん、、、枚挙すればかぎりがないがそしてそれはやはり、社会を形成する全ての人に責任があるのではないだろうか。「私はリア充だから孤独死なんて関係ない」と抜かしていても、上の階から落ちてきた体液をかぶるかもしれないんだぞ？関係ないと思う人は、一人、山の中で暮せばいい。
要は”困った人”の困った言動だけ見ても、あまりいいことはないし解決にならない。むしろ周囲が良かれと思って言ったヒトコトにひでぶする可能性だってある。困ったその言動が起こる根本原因（家族問題や社会の歴史）を見なくては、井の中の蛙、TENGAを知らぬと言うもなのだ。
バランスが取れず、適度な距離感を持つ事が苦手な私は20代はずっとダメ男依存しては金やら尊厳やらを毟り取られてきた。もう心のおけけが丸ハゲよ！！毟られる人がいる一方、いいところだけ搾取するフリーライダーもいるし、依存の反対で人との深い付き合いを回避する人もいる。会社には所属できているものの、帰れば一人、、、なんだか寂しい。私のなにが問題で結婚できないの？と涙ちょちょぎれ姉さんもいる。私はこのいびつさをなんとかしたいと思っている。恋愛や婚活を切り口にして、自分の精神的露出狂も昇華したい。
そういえば田舎から上京して１２年もすぎたけれど、一人で寝た日は一年もないのではないか。寂しすぎて、怖くて、溺れるような感覚に襲われて一人で寝る事すらできなかったからだ。一人で寝るくらいなら一晩中起きてmixiやろ、、、とか、誰か捕まえよう、、、という発想だった。寂しいとかそんな簡単な言葉じゃ片付けられない。”痛み”とか、”溺れて息もできない”ような感覚。物質的に豊かなのになんなのだろう。どうしたらここから脱出できるだろうか？２０２０年もこの問いに対して、自分のできる事で頑張っていきます！応援よろしくね。みんなで育てるまなちゃんです！
そうそう、イベントにAV監督/著述家の二村ヒトシさんが遊びにきてくれました。ありがとう〜！二村さんはひとしきり『聖なるズー』について熱弁していた。
それから、これからバランスの取れない人々がどう信頼しあって助け合って生きていけば良いだろうねとあれこれ話した。突然だが、私に限って言えば一妻多夫はどうだろうと思っている。３〜５人の男性が私を”シェア”する。私の方も一人の人にエネルギーを傾けすぎないので依存しないし、バランスが取れる。「私と家族する」会費の代わりに私は家事（あるいはスキンシップ、セックス）を提供する。夫たちとは一緒に住んでもいいし、住まない人がいてもいい。でも大変な時には助けあうし、支え合う。早まって叩かないでくれよ、もちろん＜妄想の範疇＞だ。でも結婚という枠組みに恋愛も愛も子育ても、経済も全部ぜんぶ当てはめようとするのが苦しい、、、というか現に多くの人が苦しんでいるじゃないか。
もうこれから全員が結婚したり、子供を持てる時代じゃない。さらにいえば、恋愛すら一生せずに終わる人もいる。（昔から恋愛しない人はいたし、昔の結婚率が高いだけだ。別に恋愛なんてしなくてよい。恋愛にそんなに価値はないと私個人は思っている前提だが）だったら、家庭をシェアすれば良いんじゃないか？そうすれば年収が低いことで結婚から除外された人も、ゲイ自認だけど子育てに参画したい人も、病気が理由で子を持てない人もチャンスが巡ってくるよね。
、、、、みたいなことを話したらとてもスッキリできた。まあ正直、誰にも再現性がある話ではないのだが、結婚を解体し、愛のリテラシーを深めていくことは早急にやらなきゃいけない。孤独をほじくって攻撃的な人間になってからでは遅いのだよ。私はこれからどこに最適化していくのだろう。誰とどんな愛の関係を築けるだろう。さあ、あなたも私と一緒にこれからについて考えませんこと？
以上、ビッチの戯言でした。
合言葉をみんなでせ〜のッ「ちんぽ〜〜〜ぉ騎士団〜〜〜〜〜〜〜！」
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次のイベントはこちら！ゆる飲みなのでゆっくり話せます。恋愛で困ってる方、N H Kではなくいびつな社会をぶっ壊したい方、愛を語りたい方、ご参加お待ちしてます。あと数名OKです。
あと運営に携わっているシェアハウス「ギークハウス横浜」でゆる飲みです。シェアハウスってどんなとこ？横浜なら近い！って方、忘年会しましょ。
まだ先だけど超絶面白いから空けといて！
すぐ参加しますって言う人は好きよ♡「できたら行きます」って気持ちはわかるけど、結構失礼だから主催者には言わないようにね。
あと、メンヘラビッチBARに参加くださった方！二村さんの本のリンクも貼っておきます。恋愛に悩むすべての人が読んだほうがいいよ。
新刊出てるので、また読書会するかな〜。
ほい、とりあえず今日はここまで！
射精欲はおうちに置いてきて〜ビッチの副作用〜
お世話になっております、株式会社たかだまなみです。２０２０年から芸名を変更します。（親バレ忖度なり）この名前も後一ヶ月。よろよろしくお願いしまするぅ〜。
この秋はありがたビッチなことに、殿方からアプローチして頂くことがちょいちょいありました。離婚後のモテ期ってやつ！？わーいうれぴー！
、、、とならないのがこの私だよッ。
その理由を説明する前にさ、モテって何って話ですよ。まず恋愛相談のクライアントに必ず聞く「あなたのモテの定義は？」ってやつ。自分にも問いただしてみるわけよ。モテ？うん、今の状況はモテか？そうなのか？私が本当に求めているやつか？うん、あのね、これはね、断じてモテでなどでは、なーーーーーーーーーーい！！！
そこで私は気がつくわけです、自分の年齢に。アタクシ現在３１歳。そう、もういい年頃なのよ。単なるメンヘラビッチも経験値積み上がって願わずとも「メンヘラビッチ_改」とかになってますよ。そりゃあ昔は「女として見られたい！性的に見られなきゃバリューがない！そして性的に見てくれるんだったらそこらへんの犬畜生だってイイ！！」って年中発情してたのが最近はめっきり「、、、大切なのはストーリーだよね」ってなってきたわけですよ。ねえ？A子？（←私を昔からよく知る友人）
友人A子「、、、は？」
まなみ「男性の興味が歳とともにおっぱいからお尻の方に下降するように、私もね、変化してるんですよ。インスタントな恋から、ストーリー重視。イイところだけコマ送りして見てたAVを、最初のインタビューで抜けるようになった、、、、いや、インタビューがないと抜けなくなった。そんな感じ？」
友人A子「はあ。まあ歳だね。BBだね」
まなみ「何BBって？」
友人A子「ババア・ビッチ」
まなみ「はひ、、、」
でね？なんで男性からせっかくアプローチされてるのにモテではないと思うのかというと、彼らのお誘いの仕方がめちゃインスタントやねん。別にホテル行ければ、私でなくてもイイという下心までスケスケっと感じちゃうの。「らめええぇ〜特別感がないのぉ！」って叫んじゃったわよ。言うなれば、射精したいだけの欲求をぶつけられてる感覚ね。なんでわかるかって？
私もいろんな人にそうしてきたからだよぉぉぉぉおおおおおお♡（キラッ
そうそう、今年はこんな企画をやったんだけど、（あれどっかで話したかしら）
さとり男子のTACO君（アダルトグッズフリーランサー。大人のおもちゃのテスター&レビューをしている）が「射精欲と人と繋がりたい欲求って別じゃないですか」って言うのね。私、そんな当たり前の感覚を、ビッチの弊害として忘却のかなたにぶっ飛ばしていたわけよ。バイバイキーン！
余談だけど、私、割と簡単にセックスできてもちゃんと好きになれないとキスができないのね。普通のアベックフローは
デートをする→手繋ぎデートをする→デートの終わりにキスする→次のデートはお泊まりかな♡
というパターンが多いと思うけど、私の場合は逆。
セックスする→セックスする→セックスする→デートする→手繋ぎデートをする→デートの終わりにキスする
なんだよね。ビッチあるあるなのか私だけなのかわからないけど、とにかくずっとこのパターンだった。だから、さとり男子から「射精欲」って言葉を聞いて感動すらしちゃったんですよこのBBは。「射精欲は自分で満たして、本当に相手の気持ちに寄り添ったパートナーシップを築いていきましょう」ってあんたは神ィ！？！？（このあたりの話と、良いヤリチン育成講座はnoteに書くから課金してごせ。）
まあ私の人間関係の構築スタイルがどうであろうと今は良いの。今まで心のやりとりを含めた”セックス”ではなく、他人をオナニー棒として使ってきてしまった贖罪の日々を送るべく、これからはインスタントじゃない関係を築いてイクの！そうするの！
だからね
会ったその日にホテルに誘うのやめろや
現場からは以上で〜す♡
ショック！子宮頸がん要再検査！結果は、、、
お世話になっております、たかだまなみです。先月、２年に一度の子宮頸がん検診で要検査と診断されてぎょえ〜〜〜となったYO！って話をしました。思い返せばこの一ヶ月、膣肉切られ、しょぼんとしました。NO SEX！とドクターストップをかけられ、悲しい思いもしました。結果が出るまでの毎日、「テメエのバグった子宮、全摘DEATH♡」とか言われたらどうしよう。そうなったら特別養子縁組で赤ちゃんを引き取らせてもらおう。いや、まずは里親制度を調べよう、、、などとプルプルしておりました。
プルプルしてる割に夏楽しんでるな！
DE！！！
結果を聞きに病院へいざゆかむ。人生でこんなに足取り重い日ってあったかしら？プールで泳いだ後の地球（テラ）の重力を一気に感じるようなブルーさ。心配しすぎて予約時間30分前に着くも、鬼混みで呼ばれたのは１時間後。おうふ。現実逃避にやりすぎたソシャゲの影響でwi-fiがなければネットもできない。本の持ち合わせもない。そうか、禅の実践、、、か、、、。ここで瞑想しろと神はおっしゃっている、、、南無。と心を殺して待ち続ける忠犬マナ公。渋谷で石像になる勢いだワン！ピーンポーン、やっとこさ呼ばれたぞい！！
先生：「こんにちは。この前、タンポン大丈夫でした？」
（あ〜〜〜アレね。膣から全然出てこずトイレで奮闘した止血用のタンポンね。大変でしたよそれはもう、、、過去記事参照な）
私：「う〜ん」
ぬんっ
私：「大丈夫でした（にこっ！）」
そう言うしかないよね。
先生「今回の結果はですね、、、」
中度異形成
で、手術はまだしなくても良いレベルでしたよ」
私：「わ〜〜！よかった〜〜！」
先生によると、
- 軽度
- 中度
- 高度
- 上皮がん
- 頸がん
というクラスがあり、私の場合もう一つ上がって高度異形成になると円錐状に膣焼肉をしなければならないとのこと。怖えェェ。服薬も投薬もない。このまま自然に治る人もいるし、高度の方に進むする人もいるし、いずれにせよしっかり経過観察しましょう、と。それにしても良かった。面倒く下がりのマナちゃんだけど、２年に一度の検診をサボらずちゃんと受けたおかげでこうして色々わかったし。１０年とか放置するとほんと大変なことになるかもしれないよね。これからもしっかり検診受けます！現代医療の恩恵、受けますっ！
先生：「頸がんの原因であるHPV（ヒトパピローマウィルス）の型を調べたいので、もう一度診察台上がってもらえますか？前の生理はいつでした？」
私：「なうです」
先生：「え！今日生理？終わりかけ？」
私：「すみません、二日目でドバドバっす」
先生：「あ〜、、、じゃあ来週もう一回来てください」
私：「にゃ〜〜〜んとっ！！」
ということで、また病院へ行かねばならん１０月が始まりました皆様いかがお過ごしですか。今月もよろしくお願いします！
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
１０月スケジュール
恋愛コンサル杏奈薫さんと♡10/6(日）
「肉食系＆草食系女子が語る理想のセックス〜男性に伝えたいこと〜」
飲みながら恋愛相談できる、まったりしつつもなかなか本質的な会です。２回目の開催。 女性目線の性のあれこれを赤裸々に語ります。これは来ないともったいないよ。
10/12(土）はウェブ完結型結婚相談所、naco-doさんと共催の恋愛ノウハウ会やります！数年来、結婚相談所運営している方たちと記事を書いたり、取材をしたりして溜まりまくったノウハウを大放出します♫マッチングアプリについてだけでなく、女性心理をしっかり解説するので、「アプリはやってないんだけど」って人も無問題。楽しいクリスマスのために、今、一歩を踏み出してみませんか？（ド営業w
10/24(木）は運営してるシェアハウス「ギークハウス横浜」のまったり飲み。
シェアハウスってどんなところ？
どんな人が住んでるの？
ギークな話がしたい
ふつーに飲みたい！
笑いたい！！
友達が友達を呼んでゆるく飲み、私が食べたいものを作るだけの会です。ぜひ来てね！
イベントやった後にお問い合わせが来るので載せておきます。
たかだまなみの究極の失敗から学ぶ個別恋愛相談。月３名様まで受付中。モヤモヤの言語化、エンパワメント、頭の整理、彼女の気持ちを知りたい、怒られたいなどなど、１０００万以上ダメ男にむしり取られ、暴力にさらされた失敗から立ち直った私が「だいじょうぶ、怖くない」とナウシカ心を発揮する恋愛相談。好評です。８割リピーターさんなのであとお一人くらいは受付可能。心のエステとしてもどうぞ。90分1.5万、都内。ってな感じでよろしくお願いします♫
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
「草食&肉食女子が語る理想のセックス」恋愛コンサル杏奈薫さんと開催したよ＜イベントレポート＞
お世話になっております、株式会社たかだまなみです。２０１９年８月２５日（日）東京は高田馬場リスカフェで「草食&肉食女子が語る理想のセックス〜男性に伝えたいこと〜」イベントを恋愛コンサルタントの杏奈薫さんと開催しました。満員御礼＾＾ご来場頂いた皆さま、ありがとうございマッスル！
薫さんとは仲良しだし、同じような恋愛・婚活分野で活動している割に、初コラボ（！）どんなふうになるかな〜とちょびっと緊張していましたが、ライブトーク形式で行った２時間半は秒で過ぎ去り、懇親会も盛り上がって、主催者だけどめちゃ楽しかった。来てくださったメンズもみんないい人すぎ♡幸せヒャッホイ！
＜イベントで何をしたの？＞
今回は下記の議題に沿って、草食女子の薫さんと、肉食女子のワタクシ、たかだまなみが赤裸々に性のハナシをしました。データも引っ張ってきて、記事では書きづらいこともガシガシ提供。参加者のお一人は参加理由を「女性が性についてオープンに話しているところなんて聞いたことがなくて、、、」とおっしゃってました。そうか〜私は普段からイロイロ♡語ってるから類友が集まるだけで、善良な市民は、性のハナシってすることもないし、聞く機会もないんだね！忘れてたよ！
- 女の子って性欲あるの？
- 付き合う前にキスはあり？
- これをやったら即アウト！二度寝たくないNG行動
- 大きさ？タフネス？男性器に何を求めるか
- イケメンでなくても性的に惹かれる男とは？
- 付き合ってどのくらいのタイミングでお泊りok?
- お泊りokサイン！肉食系と草食系の違い
- 肉食系女子と草食系女子の見分け方
（聞きたい、、、だろう？もちろん表面的なテクニックじゃない話が聞けるぜ、、、）
＜なぜこの会を開いたの？＞
私は性を知り語ることは、よく生きることだと思ってます。性の事だからって脊髄反射で隠避したり、タブー視したりする伝統はそろそろアップデートしたほうがいい。リスクの話だけじゃなくて、男女の役割がどんどこ解体されつつある時代に、男女が楽しく協力しあって生活するにはどうしたらいいかを明るく考えていきたいんですよ。どうせならね。
私自身、性の事だけでなく男女の役割（例えば、妻らしく振る舞え、女らしくあれ、お嬢さんらしくしろ）に苦しんできたし、今も戦っている部分はあります。戦った結果として選んだ生存戦略がメンヘラビッチだった、という事ですね。らしさなんて社会の幻想に過ぎないけれど、真面目な人ほど自分のことよりも社会の押し付ける”らしさ”に迎合してしまうのかもしれません。
男女の役割が解体されつつあるということは、ステレオタイプが消滅することを意味します。「女は甘いものが好き」「男は性欲の塊」ということが言えなくなり「それは男女関係ないよね」「その人によるじゃん？」と、NG言動はあっても正解がないということが普通になっていきます。（というか、現実もうなってます）だから恋愛記事で教科書的に書くことはほんとはもう無理があるんだよ〜〜（本音）
”肉食”とか”草食”というラベリングを使っているのも「あえて」です。確かに、草食と肉食では見ているものが違ったり、恋愛のプロセスが逆だったりするところもあります。が、最終的に言いたいのは「いろんな人がいるんだね」ってことをわかってもらうところにあり。「じゃあどうしたらええねん！」て頭を使ってから初めて、表面的ではない人間関係が構築されていくのではないでしょうか。
そして、女性に優しくありたいと考え、こうしてイベントに足を運んでくれる殿方。マジで進んでるし、社会貢献能力が高い。ほんと、全力で応援するし、早く望む体験ができるよう旗を振るね！フレフレッフレッフレ！！
＜具体的にどんなことを話したの？＞
次回は２０１９年１０月６日（日）に同じイベントをパワーアップしてお届けするので、内容はその時のお楽しみに♡して欲しいんですが、ちょっとだけヨ♡
参加者A男さん：「セックスに対しての男女の感覚が違いすぎて、ビックリしました、、、」
私と薫さんという、生物的に女であるという以外は全く逆の思考をしている二人（笑）
「セックスって楽しいじゃん！私は何でもやってから考えるタイプ！」と張り切る私とそれをやや引き気味に眺める薫さん。「好きな人のためを想うからできるだけで、そんなにせっくすが好きでもないって女性多いんじゃないかな」、、、確かに。私の周りにビッ友（ビッチな友人）が多いだけで、みんながセックスや性の話が好きってわけじゃない。
女性のセックス嫌いの理由はイロイロ。女性の場合は身体的に痛みを伴う場合も大いにありますし、痛みはなくても体調や状況次第で「そんなに気持ち良くもないし、楽しくもない」と感じやすかったり。精神的には妊娠のリスクに怯えたり。裸の状態で羽交い締めにされたら男性には敵わないし、決して状況的に安全とは言えない。言いたいことがあっても「女性から言ったら、、、変だし恥ずかしいしダメかな」と我慢するなどなど。
男性は一通り終わって身体的な快楽もあるかもしれないけど、女性の場合は人によっては「気持ち良くもないけど、彼が好きだし繋ぎとめておきたいから演技しよう」とか、「彼のために楽しんだふりをしよう」なんて悪気もなく健気に考えて、すれ違いが起こるんです。悲しや、、、。で、何でそんなことが起こるの？女性って何考えてるの？って話を深々とすることができました。
「じゃあどうしたらいいの？」「こんな時はどうすれば？」という問いはライブトーク形式なのでその場でガンガン答えてしていくスタイル！恋に婚活にお悩みがある方、ぜひぜひ質問してください！本当はこういう深い話がマウンティングや茶化しなしに、安心、安全にできる場が増えたらいいと思うんですけどね。そんな社会になるよう、自分のできることで頑張っていきます。次のイベントは下記だよ！
ぜひ参加してね〜！っていうかこないともったいないよう〜笑
それではまた！
子宮頚がん検診で精密検査！痛かった！＜ちゃんと受けようがん検診＞
お世話になっております、株式会社たかだまなみです。毎日文章書きたい！と心の中で思っているのに、すぐに月日が経つ、、、地球の自転に怯えるこの頃。
さてワタクシ、残念なことに子宮頚がん検診で引っかかりました。ま・じ・かっYO！去年も一昨年も流産で産婦人科に通いまくっていたから「なんとなく、出すもの出してる（？）から大丈夫なんじゃね？」と軽く考えつつも、根は真面目なワタクシ（照）ちゃんと検診に行ったのです。あ、子宮頚がんは女性に２年に一度、検診のお知らせが来るアレですね。
毛玉が映り込んでますがw
結果：「中等度異形成、高度異形成、上皮内がんと考えられる」
書き方、超怖すぎぃイィぃ！！((((；ﾟДﾟ)))))))
早速、よく行く大学病院に予約をとりましたよ。実は先月まで頰の骨を骨折させるという泣く子も黙る大胆スタイルで３度親知らず抜歯をしており、メンタルクラッシュしていたのです。「よ〜うやくこの病院ともお別れだぜ！あばよっ」と涙ちょちょぎれで喜んでいたのに、すぐさま俺、カムバック（キュピーン）
で、待合室で震えながら待つこと数十分。（心配性で早く着きすぎた）
診察室にいたのは女性の先生、、、。良かった〜。
先生「ちょっと確認させてくださいね〜薬のアレルギーは？性行為のご経験は？」と問診票をフムられた後、
先生「今日は膣内をちょ〜っと切っていきますね」
私「ちょ、ちょっと、、、？」
先生「この前受けていただいた検査よりは若干痛いです（ニコッ）」
私「じゃ、若干、、、？」
もう涙目です。わかります？女性ならわかりますよね。男性は尿道を耳かきでほじくられるのをご想像ください。痛いんです。死ぬほどじゃないけど、ぐえって車で轢かれるカエルのような声（聞いたことないけど）が出るくらいには。
じゃっ！とカーテンで仕切られる診察室。
無遠慮に開かれていくお股。
挿入される診察棒。
ぐへえ〜私のHPはゼロよ！
せめてラリホーで眠らせてっ！
先生「子宮筋腫、ちょっと大きめのが２つありますね〜」
私「そうですか、、、（前は一つだったのにな、、、スクスクお育ちか）」
先生「じゃ、中、切っていきますよ。３箇所ね」
私「えっ！３箇所！？」
先生「は〜い、まず一つ」
私の心の中（ぐへぇx甥がkd＠fls、保pkvぁ）
先生「、、、ご気分、大丈夫ですか？」
私「だ、大丈夫です（キリ）」
先生「それじゃ二回目、、、」
（略）
そんなやりとりを重ね、止血に５分くらいかな？間延びしたドラゴンボールのアニメより長く感じたよ、、、。
痛みは、検診のざっくり３倍。（個人差があります）
まあ、死ぬほどじゃない。でも、痛い。
ずっと白目だったね。ちびまる子ちゃんもビックリの白目。ぽや〜ん。
歯を食いしばりながら「健康第一！」って南無阿弥陀の代わりに唱えてたよ。がんばったよ！まなちゃん！
診察台から降りたあとでゴミ箱が見えちゃったんですが、すごい量の血だった((((；ﾟДﾟ)))))))
痛くてメンタルはやられてしょぼんと診察室に戻ると、試験管に入れられた３つのマイ肉片が。
先生「はい、こちら、３つ切らせて頂きました（ニコッ）」
私「はっはい！どうもありがとうございますっ！（無駄に元気にお礼言ってしまう）」
見ると、爪の先ほどのマイ肉片がふよふよ水中を浮遊している。結構切られたな。
先生「今日は激しい運動、お湯に浸かっての入浴はお控えください。２週間したらまた来てください。あ、、、シルバーウィークもあるし、、、じゃあ次は9月の30日にしましょうか。それまで性行為はお控えください」
えっ？
パードゥン？
「お世話になっております、ワタクシ、株式会社たかだまなみと申しまして〜メンヘラビッチの恋愛コラムニストとして売ってるんですけれども、、、性行為は具体的には何日禁止なんでしょうか？つきましてはなるべく穏便な摩擦を心がけ、、、」なんて言えるはずもなく、ぺこりとお辞儀をして診察室を後にした。１ヶ月せっくすなし！前代未聞だわ、、、。
（そんなアダルトビデオありますよね）
止血のためのタンポンが挿入されたまま、しょぼしょぼと家路につく。いつもメンタルクラッシュしながら歩く、この道は〜いつか来た道〜ああ〜そうだよ〜♫ところで〜何で〜産婦人科の多くは〜自費診療なんですか〜♫今回も約９０００円かかったよ〜♫飲みに行きたいのに、今月もう無理だよ〜♫流産の時もべらぼうにお金かかったよ〜♫少子化言うんなら多少助けてください〜♫子宮に関すること〜もっとお安くしてください〜〜♫
して！！
夜になって取り出そうと思うのに、これまた止血用タンポンが、生理用タンポンと違って
全く膣から抜けない！！！
ガビョーン！ガビョンホン！イビョンホン！
でも心配はいらない。このタンポンすごいやつみたいで、膣内で溶けるからヒモとタンポン本体が切れて膣内に残ってしまっても問題なし子とのこと。
でもな、私はタンポンが嫌いなんじゃ！さっさとでろい！
格闘すること300秒。
ボ
コ
ン
「おめでとう！元気なタンポンです！」
「おめでとう」
「おめでとう、まなちゃん」
「おめでとう〜」「おめでとう」「おめでとう」「おめでとう」「おめでとう」「おめでとう」「おめでとう」「おめでとう」「おめでとう」「おめでとう」「おめでとう」「おめでとう〜」「おめでとう」「おめでとう」「おめでとう」「おめでとう」「おめでとう」「おめでとう」「おめでとう」「おめでとう」「おめでとう」「おめでとう」「おめでとう〜」「おめでとう」「おめでとう」「おめでとう」「おめでとう」「おめでとう」「おめでとう」「おめでとう」「おめでとう」「おめでとう」「おめでとう」
メンヘラのシンジ君が霞むくらいおめでたいタンポン。タンポンインパクトによって一つになった世界、、、。ありがとう。ありがとう、ありがとう。魂がルフラン。残酷なタンポンはテーゼ。ありがとう。ありがとう、、、（涙）
★
そんなわけで、皆さん。
検診はチャンスがある度に行きましょう！
そして保険に入りましょう。女性特約のついてるやつに。病気になってからでは遅いのです。信頼できる保険屋さん紹介しますので「何も入ってねえよ？」と鼻ほじったそこの娘（あなた）！今すぐ入ろう！、、、私もだ！⇦
子宮頚がんの原因とされるのはヒトパピローマという若干楽しそうな名前のウイルス。ワクチンについても色々話題でしたね。個人的にみやたけクリニックさんの記事が本音が時々混じってて面白く、全読しちゃいましたww子宮を守れるのは自分しかいない！
そんなわけで9月末の検査結果までセックスお預けで待ちます。２０１９年の開催はまだ未定ですが、性病検査オフ会もまたやりたい。あと、性を語れる場も作るので、男女問わず色々話していきましょう〜〜！以上、水樹奈々でした！
来月また更新するからな♡
大人の性教育勉強会に参加したら、無知に気づかされすぎて呆然とした話
お世話になります、株式会社たかだまなみです。2019年3月23日（土）に茅場町で開催された大人の性教育勉強会に参加しました。最高に刺激的でしたので、感想をば！
そもそも、なぜ大人の性教育の場に？
性のトラブルに何度も遭遇する引きの強さ（？）があってか、痴漢やレイプ、セクハラ、性的虐待、DV、望まぬ妊娠、中絶とスタンプカードも満タンだよ！なんか景品くれよ！と叫びたくなる日々を送ってきました。罪悪感、劣等感、解消できそうもない怒りや哀しみ。そんな自分の体験をポツポツしゃべり始めたのがこの数年。同じように悩みを抱える人の多さに驚き、なんとかしないと日本ヤバイな！と思い、自分なりにコンテンツを作ったりしています。
で、よく考えると、私の遭ってきたことってリテラシーがあって、しかるべきところにアクセスできれば最悪の事態にならなかったのでは？と思うんです。1人でも私のような性トラブルロイヤルストレートフラッシュをくらう人を減らしたいし、それには個人がいくら注意したところで変わらないんです。今すぐに、社会全体の意識改革が必要なんです。 女性だけじゃなく、生きづらさを抱えている全ての男性にもこの話って必要なんじゃないかな。そんな想いでいざ勉強会へ。
会の全体的な印象
はい、性に関心の高い友人のそばにいる私ですら、ちょっとハイレベルだなと感じた会でした（笑）なるほど、これが最先端の性教育か！知らないことが盛りだくさん！これを有識者で頷き合うんじゃなくて、学生以来、性教育に全く関わりのない人にどう届けるか、ですよね。きっと。届いて欲しいな！何かできないかな！と考えさせられました。
主催の神田つばきさんは、長くAV業界でお仕事をされてきた方で、ゲスママという自らの体験を綴った素敵な本を出版されています。こんな赤裸々に語っちゃっていいんですか！？と驚いた一冊。マジでオススメです！みんな読んで！女性でAV業界で、、、パッと情報を聞いただけだと、どんなツワモノなのか（失礼）と身構えてしまいそうになったのは過去の話。実は全く逆で、とっても上品で物腰柔らかで、丁寧なおばさまなんですよ。そのつばきさんが問題意識を持って社会を変えていこうということで、多くの人が賛同し、集まる場ができたのがこの会というわけなんですね。尊い……。
２０代から７０代まで幅広い年齢の参加者の方々。なかなかそんな場ってないです。私も性を語る活動を細々とやってはいますが、みんなプロの（？）業界人なのかな？ドキドキ、、、と緊張しながら会はスタート。
どんなことをしたのか、詳細はこちら！
最初は染矢明日香さんの公演。
いつも一緒に活動させてもらっているNPO法人pilcon
pilcon.orgの理事長。学生向けの性教育公演を中心に最近は、テレビやラジオに引っ張りだこ。
内容は数字に基づいた提案がぎっしり。例えば、pilconで独自に高校生にアンケートをとっているんですが、「排卵はいつも月経中に起こる」「精液が溜まりすぎると、体に悪影響がある」などの性に関する質問に対して、正解率が著しく低いんですよね。性教育の不十分さや諸外国の教育を比較しても、日本がずいぶん遅れていることがよくわかりました。
全ての子どもたちに等しく、十分な教育を施すには学校での教育は避けて通れないことや、子どもが理解しやすそうな海外の性教育コンテンツの紹介、アフターピルのアクセス改善の署名活動を行っていることなど聞いているうちに時間があっという間に過ぎました。私はまだ子どもがいませんが、きっとデジタルネイティブ世代になるでしょうし、かなりの低年齢から暴力的なセックスや生々しい絵を見ることになるかもしれません。子どもたちと向き合ってきちんと話していくには、小さいうちから性を語れる関係性を構築したいし、自分も話す勇気や知識を持たないといけないですね。明日香さん、お疲れさまでした♫
私たちの性の語りを巻き起こすプロジェクトSEX and the LIVE!!（セックスアンドザライブ）のyoutube動画もぜひご覧くださーい！
神田つばきさんも出演してくださいました♫
セックスに射精は必要か？
コメントがまた全く知識も教養もないおじさんたちで荒れまくるのが特徴となっております（笑）でもこれが、日本の性の実態なんじゃないでしょうか。
＃なんでないのプロジェクトの発起人で大学生の福田和子さん。スウェーデンでの留学時に「性の健康を守る環境、日本ヤバくない？」とショックを受けられたそう。そこからイベントやアドボカシー（政策提言）活動をされています。
「なんでないの？日本にはなんでないの？」
うん、一体日本には何がないって言うんだろう……。割と性を語る界隈にいるから、中の上くらいには情報知ってるんじゃないかな私、、、とか思ってた傲慢がタコ殴りにされましたよ。それはもう見事なタコ刺しです。「私、何も知らなかったんだ、、、しょぼん」と呆然。
例えば日本で避妊しようと思えば、マツキヨでコンドームを買うか、女性が服用するピルという選択肢がありますね。しかしまだある！皆さんは子宮内に直接器具を入れて避妊ができるIUDとかIUSと呼ばれるトンボ型の避妊具を知っていますか？効果は５分ほどの施術で3年〜5年ほどあるんですって。私はつい数ヶ月前まで知りませんでした。（知ったきっかけは先の染矢明日香さんからの情報と、セクシー女優紗倉まなさんのツイッターの投稿です）
ここまでは知ってる。そうですか、素晴らしい！でも実は避妊具ってまだまだバリエーションがあるって知ってました？具体的には注射や腕へのインプラント、シール、避妊リングなどなどいーっぱいあるんです！そうなんだ！初めて知った！という方は私だけじゃないはず。服用頻度、値段がそれぞれ違うので、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶことができるんです♫いいじゃん、それいいじゃん。
（……諸国では！）
えっ？
（……だから諸国では！）
パードゥン？
そう、日本では注射とかシールという選択肢、ありません！！！
ガビーん！！（古い）
２０１９年の先進国日本で、私たちが選択できる避妊具はコンドーム、ピル、IUD/IUSだけ。
しかもIUDとかIUS（ミレーナって言うらしい）イギリスでは無料、他の国でも安価なのに日本だと７〜１０万！いや、背に腹は変えられないんで、やりたいなあと思いますよ？でも一番避妊しなきゃいけない若者たちにゃ〜ちとためらう額ですよね。東京の一ヶ月の家賃くらいあるからね。なかなかしんどいよね〜〜〜。
公演を聞きながら「え？シールタイプの避妊具って存在したの？だったら早く言ってよ〜簡単そうだし使ってみたいな♫」とか思ってワクワクして、日本にはないと聞いて絶望ですよ。無知は罪？いや、それより無知の放置が罪ですよね、きっと。みんなで声を上げましょうっ！
発表では諸外国の実態と日本の比較を明確に示して頂き、とてもわかりやすいものでした。純潔教育こそ善！性教育は悪！とか言ってるおじさんも黙るしかありません。＃なんでないのHPはこちら。
他にも諸国の避妊具の値段早見表から、日本は避妊にいかにお金がかかるのかがよくわかりましたし、アフターピルへのアクセスの悪さも諸外国に比べ足元にも及ばないごめんなさいってことをお聞きしました。日本は人権や権利の意識が低いので、知らない、ないものはないでいいじゃん、で声を上げない風潮がありますが、これは確実に変えていったほうが良いお話。声をあげるリーダーの一人に任せるのではなく、自分ごととして考える癖を私ももっと意識するべきだと反省しました。
それにしても、とっても情熱的なスピーチで、人の心を動かすリーダーシップを持っていらっしゃるユースの福田さん。マジで尊い。（もっとボキャブラリーないのかよ）素晴らしいプレゼンをありがとうございました！
続いては神田つばきさん（写真右）の公演です。先にご紹介したこの勉強会の主催者です。
神田つばきさんは更年期の性がテーマでした。そうか、性って言っても色々あるんだよな……（当たり前なんだけど！）生まれてから死ぬまで、男女問わず「俺には関係がない」って人がいないものなんですが、ついつい人ごとになりがち。
あの無骨な保健体育の授業以来、多くの人は性に関する情報はポルノくらいしかないんじゃないでしょうか。でも生理不順や、性感染症、不妊症、出産、更年期と本当は色々問題ってあるのに、どこに情報を取りに行けばいいのかもわかり辛い。勇気も要る。たまに産婦人科の先生の中には怖い方もいらっしゃって、病院で傷ついたという話もよく聞きます。（いえ、素晴らしい先生もたくさんおられます。が私もなるべく病院は行きたくないよ〜！ビエーン！と泣いてる派です）
更年期障害で辛かった経験をシェアしてくださりながら、我慢しがちな自分の感覚にもっと寄り添い、自分が自分の体のディレクターになって積極的に病院を探したり、薬や治療を試してみたりしてはどうでしょうと神田つばきさん。自分の体のことは自分が決める。なるほど、そうですよね。なんでかついつい、女子で集まって話すと我慢合戦や病気マウンティングになっちゃうんですよね〜。気をつけよう。
印象的だったのは「私は専門家ではないので、間違っていたらご指摘ください」と何度もおっしゃっていたこと。いやいや、つばきさんがそんなこと言ったら誰も何にも言えないよ！（笑）と思ったりもしましたが、ここは最先端の場。海外の事情や知識にあかるい専門家がたくさんいらしていたので、謙遜されていたんですね。。。鋭い質問や訂正が矢継ぎ早に飛んでくる、身が引き締まる質疑応答タイムでした。。。また参加者の皆さんのお話をじっくり伺いたいです。
感想と勝手にこれからの要望
性に関しては一つの決まった正解がないこともたくさんあり、良かれと思って言ったことが相手を傷つけてしまったり、思いがけない病気やトラブルで最悪の場合は生命を脅かされたりもします。性は壮大なテーマなんですよね。市民全体のリテラシーの向上も、正解がないからこそ、根気強く対話していくことができる人間的なベースもどちらも必要だなと改めて感じました。
それにしてもソーシャルアクションって本当に尊い……。SNSで性の話をしていると気軽にチン●チンの画像がメッセで送られてきたり、心無い人に傷つけられたり、無知な人に絡まれたりするんですよ……。だから皆さん本当に大変だと思うんですが、どのお話もファクトベースで、明確なソリューションがあり、向かうべきビジョンが見え、私は希望が持てました。
ここまでざっくりお伝えしてきましたが、何か心に刺さったり、アクションを起こしてみよう！と思っていただけたら幸いです。きっと盛況だった会はこれからも継続していくと期待しているので、今回行けなかった！という方も次回、参加されてみてはいかがでしょうか。
私の勝手な要望としましては、「体は自分のもの。何をしてもしなくても、あなたはかけがえのない存在」という諸国では当たり前の概念が、日本ではごそっと抜け落ちているな〜と感じるので、人権の話から聞きたい所存。LGBTの話も人権からスタートですしね。
最後に！みんなで一歩でも、世の中を良い方向に変えていきませんか？それにはちょっとのお時間で意思表示。こちらの署名は私も賛同しました。皆さんもぜひ。それでは！
